| 習志野 大慈彌 爽子 |
■ 頬を刺す寒風耳にうねりたる
■ 熱燗にまずぬくもってからのこと
■ 着膨れて弾む心を隠せざる
■ 音のなき雨に春めく土の色
■ 水仙に揺れてふれあふ光かな
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| 横浜 下島 緑 |
■ 二度三度羽撃ちてもとの浮寝鴨
■ 橋の名の由来それぞれ都鳥
■ いっぱいにしても落葉の籠軽し
■ 冬瓜の琥珀に葛をすこし濃く
■ 明日からはまた積もる日々年忘
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| 藤沢 藤田 富子 |
■ 年の瀬や仲見世に絵馬掲げをり
■ 熱燗を少し所望の旅の宿
■ 頂きに真白なる富士冬に入る
■ 冬紅葉由緒ある寺訪ふツアー
■ 街道の松菰巻かれ年用意
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| さいたま 宮崎 美智子 |
■ 淡淡し十月桜の山路ゆく
■ 玉堂の秋一色の絵馬を掛くる
■ 孔子廟巡れり秋の吟行に
■ 下町の路地に吊るせる干大根
■ 凍空や屋根に真田の六文銭
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| 町田 小森 まさ彦 |
■ 花愛でる鳥見て諷詠去年今年
■ 初仕事初富士見ゆる古デスク
■ 初電話変わりないかとまず問へり
■ 俳句時間増やすと誓かふ年初め
■ 薄氷に鯉の背びれの浮いてをり
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