財団法人 いきいき埼玉 埼玉県シルバー人材センター連合


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働くシルバー



(社)熊谷市シルバー人材センター

福祉・家事援助サービス班の自主的な取り組み


◎来てみて着てみてファッションショー
ファションショー全景 平成13年12月、市内の八木橋8階カトレアホールで素敵なファッションショーが開催された。このファッションショーは、熊谷市シルバー人材センターが介護やリフォームといった視点から研究開発を進めてきた作品の発表会である。
関心の高さを反映して会場には大勢の市民が詰め掛け,立ち見が出るほど盛況だった。

和服のリフォームを説明する渡辺さん ピアノの生演奏が流れる中、ダブル幅のシーツ1枚で作った介護用寝間着の披露を皮切りにパジャマのリフォーム、工夫に凝らしたエプロン、障害者や高齢者の方を配慮した衣装や和服のリフォームなど工夫を凝らしたおしゃれな装いで次々に登場してくる。

お孫さんと手をつないだり、御夫婦のペアルックや留袖をアレンジして作成したドレスには胸の部分に家紋があったり。
「プレイエプロン」は、エプロンにボタンやボタンホール、ファスナー、紐などがついていて、指先を動かすリハビリなどと考えている。
車椅子を使用する方用に考えた巻きスカートは椅子に座る部分には滑らないように裏地がついていない。右半身麻痺の方のために作製した洋服は片手で着脱が容易にできるようになっている。寝たきりの方のために考案したパジャマはおむつが簡単に取り替えられるように両足の裾から股下まで1本のファスナーでつながっている。高齢者向けの洋服の上着は、背中を丸めがちな高齢者が歩行する時に横のラインがまっすぐ見えるように前の部分を短く作っている。
孫を連れた会員の写真と車椅子の会員の写真

ファッションショーの企画、デザイン等すべての準備を中心となって進めてこられた会員の渡辺映子さんは、「今後も今日のファッションショーで披露したような普通の服を着られない方のおしゃれ支援やリフォームして新しい服をつくるなど生活支援に力を入れていきたい」と抱負を語った。
後日、ファションショーの開催の効果をお聞きすると、作り方を教えて欲しいという照会やリフォームの注文などがかなりあったが、一番の効果は、御夫婦でモデルとして参加した御主人が書道をはじめるなど積極的に活動するようになったこと。


◎三つの約束、三つの姿勢
熊谷市シルバー人材センターは、平成14年4月に、設立20周年を迎える歴史のあるセンターである。会員数は1143人(3月末現在)で平成13年度契約金額は、約4億円である。契約金額の内訳は、民間が約50%、公共と個人が共に約25%である。独自事業も盛んで、毎年11月に開催される「ふるさとまつり」(熊谷市主催)には、刃物研ぎ、一斗缶を再利用したちりとり、ペーパークラフト製品を即売してセンターの普及啓発に努める。

刃物研ぎの写真とさくらはーと工房の写真

センターの特徴は、かなり福祉・家事援助サービスに力を入れていることだ。福祉・家事援助サービス班では、会員が自主的に運営委員会を組織し、企画をはじめ、家事援助、掃除・片付け、介護、縫製グループに分かれ、それぞれ役割を分担して運営している。
研修や新規会員対象のオリエンテーション(第1火曜日)などの事業を実施している。事務局は、必要なアドバイスをして、270人の会員と共に協力して事業を実施している。 家事援助サービス、初級介護研修、料理実習など独自の研修にも力を入れている。家事援助の心得を三つの約束(利用者のやり方で、時間を守る、秘密を守る)三つの姿勢(明るく、こまめに・ていねいに、学習)と考え、会員に周知徹底を図っている。
又、前述のファションショーも縫製グループ(さくらはーと工房)で製作したアイデア作品の発表である。ファッションショーの企画から司会進行、モデル、アイデア作品の説明等すべて会員の自主的なものだ。


◎会員の自主的な組織運営に期待
福祉・家事援助サービスをはじめ、今後のセンターの運営について大山事務局長にお尋ねすると、「福祉・家事援助サービスは、介護保険で自立と認定された方や介護保険のサービスでは足りない家庭への支援、共働き家庭の支援、高齢者や身体の不自由な方のおしゃれ支援等をさらに充実していきたい。また、他の分野の事業についても福祉・家事援助サービス同様会員の自主的な運営を考えていきたい。」と抱負を語っている。


福祉・家事援助サービス班組織図
福祉・家事援助サービス班組織図


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