財団法人 いきいき埼玉 埼玉県シルバー人材センター連合


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(社)草加市シルバー人材センター

★親のびのび 子どもすくすく 会員わくわく★
〜親子のひろば「のび〜すく」〜

少子高齢社会を迎え、核家族化が進むなか、地域ぐるみで子育てを支援するしくみが益々重要となっております。こうしたなか、創意工夫で様々な事業に取り組んでいる(社)草加市シルバー人材センターの画期的な子育て支援サービス「のび〜すく」事業を紹介します。


親子のひろば 「のび〜すく」とは
平成15年5月にスタートし、3年目を迎えた、親子のひろば「のび〜すく」事業は、午前10時から午後4時まで毎日オープン。子育てに悩む若いお母さん方の良きサポーターとして評判を呼び、年々利用者も着実に増えている。口コミで評判を呼び、7月は延べ124組の親子にご利用いただいた。

「のび〜すく」という名称は、親がのびのびすれば、子どもはすくすく成長するという願いを込めて名付けられた。0〜3歳児の親子を対象に子どもを遊ばせながら、ほっと一息くつろげるような空間を提供するもの。

つまり、ある意味お母さんが主役でもあるわけです。 子どもたちに安心してお友だちと楽しく過ごせる遊び場を提供し、お母さん方にとっても一緒に子育てする仲間が欲しいとき、子育てに疲れたときなど、いつでも自由に行けるそんな場所を提供できたらという、そんなお母さんたちの切実な思いに応えられればという熱い気持ちで始まった。

現在は、土屋歌代子理事と東幹男理事が中心となって総勢10人(男性2人、女性8人)の会員が3人ずつローテーションを組んで、地域の子どもたちやお母さん方をできる限り支援したいと年末年始、お盆を除き毎日頑張っている。


「のび〜すく」は夢いっぱい
設備は、遊びのひろば(フリースペース)、学習スペース、赤ちゃんコーナー、飲食コーナーなどがある。

遊びのひろば(フリースペース)には、滑り台やかわいいお家をはじめ、色とりどりの積み木やスポンジ、ボールなど子どもたちが興味を持ち、安全で楽しく遊べるおもちゃがいっぱい。学習スペースには、様々な絵本はもちろんのこと、少しでも自然に親しみながら遊んで欲しいとの願いから色々な形をしたどんぐりや栃の実が用意され、子どもたちはどんぐり遊びに夢中。赤ちゃんコーナーには、ベビーベッドがいくつも用意され、それぞれカーテンでしきることができ、気兼ねなくおむつを取り替えたり、授乳することができる。飲食コーナーでは、お弁当を食べたり、おやつを食べることも可能。

このほか、目を引いたのは幼児向けの可愛らしい手洗やトイレである。清潔第一で入口からすぐのところに手洗があり、外から来られた親子はここでまず手を洗ってから入室する。清潔を保つとともに、自然に手洗いやトイレの習慣を身につけてもらえるような配慮がされている。


「のび〜すく」は楽しさいっぱい
毎月定例的に「赤ちゃんひろば」「おもちゃの病院」「赤ちゃん相談」「子育て相談」などの開催をはじめ、一日のプログラムも盛りだくさん。子どもの生活リズムに合わせて、手遊び、紙芝居、わらべうた、季節の行事、お誕生会、親子工作、親子体操など自由参加で楽しむことができる。取材に訪れた日も生き生きと歓声を上げながら、親子体操を楽しむ方が大勢参加していた。

「赤ちゃんひろば」は、3か月児からヨチヨチ歩き児と親との交流の場。「おもちゃの病院」はボランティアの皆さんが愛着のある大切なおもちゃを基本的には無料で修理している。材料費が必要な場合は実費がかかることもありますが、処分しようかと諦めていたおもちゃが復活して、子どもたちから感謝されている。

また、専門家による相談事業も充実している。市の協力でいつも市役所で相談業務を担当している栄養士、助産師、保健師、保育士などの専門家に定期的に相談に乗っていただく。相談会場は、「のび〜すく」の奥に設置された事務室で周りの人たちに気兼ねなく相談できるよう工夫されている。


「のび〜すく」は元気いっぱい
会員の皆さんがいつも心がけていることは、そっと見守り続けること。

それぞれの会員は、ご自分の子どもを何人も育ててこられたので、子育ての良き先輩かもしれませんが、その方法は様々。とはいえ、子育ての先輩として、初めて子育てをする御両親を後方からお手伝いできることが何かあるはず。

こうした思いから、子育ての先輩として、しつけを強要したり、子どもたちをしかったりはしない。親がのびのびすれば、子どもはすくすく成長する環境づくりに徹する。例えば、子どもたちが滑り台で遊んでいる時、足が届かないからといって、むやみに手を差し伸べないようにしている。危険なこともあるので、側にいて、口も手も出さず、そっと見守り、子どもの挑戦の芽を摘まないように心がけている。

優しいまなざしで子どもたちと同じ空間を共有することで、安心感が生まれ、やがてお互いの信頼関係が芽生えてくる。こうしてくつろげるリラックスした雰囲気に包まれる。

0〜3歳児の子どもたちは、同じ遊びを何度となく繰り返し、色々なことを覚えていくのだそうです。こうした成長の過程で親切のつもりで手助けすることが、かえって成長を妨げたり、依存心をあおることにつながってしまうことがある。

会員の皆さんは清潔をモットーに可愛らしいアップリケのついたピンクのエプロンを身にまとい、今日も一日優しいまなざしで子どもたちを見守る。

親御さんから助言を求められれば、子育ての先輩として助言をすることも。こうした場合でも、会員の意見をごり押しするのではなく、あくまでも示唆にとどめるようにしている。

土屋理事は、「お子さんに親御さんがこう育って欲しいと理想の姿を求めすぎると、どうしてもお子さんを厳しくしつけてしまい、お子さんにとっても窮屈で息苦しい。なかなかできないことですが、少し離れた場所から口を出さずにそっと見守ることができたら、本来の子どもの自然の姿をかいま見ることができると思います。子どもが自分らしく生きようとする環境づくりが最も大切だと考えます。こうした環境づくりのお手伝いを今後もずっと続けていきたい。」と抱負を語った。

また、親子のひろば「のび〜すく」が終了すると午後4時30分から7時30分まで(毎週火、金曜日)小学生を対象に「おさらい教室」が開かれる。こちらの施設は朝から晩まで子どもたちの元気な声が絶えないとても明るく楽しい空間。


今後の取り組み
実績が評価され、全国の市町村職員を対象に開催された研修会において、「多世代交流の子育て支援〜高齢者による子育て支援〜」と題し、渋谷俊之専務理事と東幹男理事が親子のひろば「のび〜すく」について先進事例として発表した。

昨年9月、こうした子育て支援事業の経験を生かして、「のび〜すく」利用者を対象に一時預かりサービス「のびママサポート〜わたしのじかん〜」もスタートさせている。

溝渕晴生事務局長に今後の取り組みについてお尋ねすると、「市と協働して認知症高年者家族やすらぎ支援事業に挑戦したいと考えている。この事業は、市内に居住する認知症高年者を介護している家族への支援の充実を図るため、市が定めた「やすらぎ支援員」養成講座(全52時間)を受講し、登録する。そして、利用者の居宅を訪問し、見守りや話し相手となることで、家族が安心して安らかな日常生活を営むことができるよう支援する仕事で、こちらも積極的に取り組んで行きたい。」と胸を張った。

また、「親子のひろば「のび〜すく」事業のように会員とお孫さん世代などの異世代交流が、今後もっともっと必要であり、こうしたふれあいこそが真の高齢者のいきがい就業ではないでしょうか」と熱く語った。

このほか、会員に対する仕事の情報提供は、これまで仕事の依頼が入ると希望している会員ひとりひとりに電話をかけて意向確認をしていた。新たな取り組みとして、「しごと情報」(毎月2回発行、A4版)を発行し、公民館等に設置するとともに、拠点のホームページに掲載することで、わざわざ拠点事務所に足を運んだり、電話をかけなくても情報を取れるサービスを6月から始めている。

また、他にも自転車リサイクルで地域の皆さんに喜ばれ、会員を対象としたヘアーカットサービスでは会員に感謝されるなどバラエティに富んだ事業展開をしている。



さらに、くらし応援サービス「ひまわり」も好評で、人手が欲しい時、チョット手伝って欲しい時などお客様のご要望にお応えするするため、19人の会員がスタンバイしている。



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